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商品説明
時には雲よりも高い場所で咲く高山植物。その小さく可憐な姿には、登山中どんなに疲れていても目を留めてしまう。ただ、少し立ち止まって考えてほしい。高山植物が私たち以上に過酷な場所に根を張っていることを。氷点下をはるかに下回る極寒の地。尾根に吹き荒れる強風。3か月とない生育シーズン。こんな過酷な環境で高山植物は日々を送っているのだ。なぜこんな厳しい世界であるにもかかわらず、高山植物は生き抜くことができるのだろうか。どうやって次世代に命を繋いでいるのか―。そんな可愛らしい花たちのしたたかな生存戦略の秘密を、30年以上高山植物一筋で研究してきた著者が鮮やかに描く。読めば“高嶺の花”を求めて山に出かけたくなる一冊!
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収録内容
1 | 第1章 高山植物という生き方(生物の類似性と多様性 |
2 | 小さいことはいいことだ ほか) |
3 | 第2章 高嶺の花はなぜ美しい(花がきれいな理由とは? |
4 | 他家受粉にこだわる高山植物 ほか) |
5 | 第3章 お花畑ができる仕組み(高山生態系は風衝地と雪田でできている |
6 | 雪は高山植物の分布を決める ほか) |
7 | 第4章 高山植物のたどった道(高山植物はどうやって生まれたか |
8 | 日本の高山植物はどこから来たのか ほか) |
9 | 第5章 消えゆくお花畑(消えたお花畑 |
10 | とてつもない速さで変わる地球環境 ほか) |