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江戸にラクダがやって来た

川添裕/著

3190円
ポイント 1% (31p)
発売日 2022年09月中旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2784006
JAN/ISBN 9784000223126
メディア 本/雑誌
販売岩波書店
ページ数 363

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

文政四(一八二一)年、二頭のヒトコブラクダ(雄雌番い)がオランダ船で長崎にやって来た。やがて長崎商人を経て興行者の手に渡り、以後十年以上、ラクダは見世物となって全国各地を巡業することとなる。江戸時代の人びとにとって、ラクダとの出会いは衝撃的な事件であり、江戸では空前のロングラン興行となるなど各地で熱狂を呼んだ。その様子はさまざまな随筆や記録に綴られ、絵画資料(浮世絵、摺物、肉筆画、絵本、絵番付、長崎絵)も多数残されている。落語や歌舞伎、戯作、詩歌の題材となり、民間伝承も生まれるなど当時の文化に大きな影響を与えた。人びとはラクダを通して、どのように「異国・異文化・異界」を理解しイメージし、自国文化に投影していったのか―著者は数多くの文献・資料を読み解きながら、日本人の異国・自国の形象認識を丹念に明らかにしていく。表題作ほか長年の研究成果の集大成である。

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    収録内容

    1 第1章 江戸にラクダがやって来た(江戸はラクダで大騒ぎ
    2 長崎舶来から江戸に至るまで ほか)
    3 第2章 舶来動物と見世物(動物舶来の歴史
    4 舶来動物の見世物 ほか)
    5 第3章 開国期における異国・自国の形象(異国船はやって来る
    6 ペリー来航と日米のレプリゼンテーション ほか)
    7 第4章 日本人になってみる、日本をやってみる―身体が形象するジャポニスム(日本人になってみる
    8 日本をやってみる―「茶店・茶屋」と「茶屋の娘たち」 ほか)
    9 第5章 横浜が売る「ニッポン」―サムライ商会を中心に(サムライ商会の「ニッポン」
    10 野村洋三をめぐる人びと―獅子文六、そして新渡戸稲造と鈴木大拙 ほか)

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