著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
諸大名が軍勢を率い御所を取り囲んで将軍に異議申し立てを行うかと思えば、没落した大名屋形には都市民衆が火事場泥棒に押し寄せる―。物騒で過酷に見える中世社会だが、その背後には独自の秩序と論理が存在していた。禁酒令、耳鼻削ぎ刑、梟首など意外で魅力的な視点から、中世社会を動的かつ大きな展望のもとに描いたデビュー作の増補決定版!
関連記事
収録内容
1 | 序章 ふたつの室町文化 |
2 | 第1部 室町社会の法慣習(「御所巻」考―異議申し立ての法慣習 |
3 | 中世社会の復讐手段としての自害―復讐の法慣習 |
4 | 政権抗争劇のなかの都市民衆―掠奪の法慣習 ほか) |
5 | 第2部 室町時代の都市生活(足利義持の禁酒令について |
6 | 正長の徳政一揆と山門・北野社相論 |
7 | ある室町幕府直臣の都市生活―『碧山日録』と「春公」についてのノート ほか) |
8 | 第3部 戦国時代の文化変容(室町後期における都市領主の住宅検断 |
9 | 織豊政権の成立と処刑・梟首観の変容 |
10 | 「耳鼻削ぎ」の中世と近世 ほか) |
11 | 終章 |
close