本/雑誌
福島原発事故被災者苦難と希望の人類学 分断と対立を乗り越えるために
辻内琢也/編著 トム・ギル/編著
4950円
ポイント | 1% (49p) |
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発売日 | 2022年10月中旬発売 |
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商品説明
事故から11年。人間が引き起こした災害は戦後最大の「国内避難民」を生み、人々の生活に深い分断と苦悩をもたらし続けている。圧倒的暴力を前に我々は希望を見出すことができるのか。国内外の人類学者らが当事者とともに、隠蔽された社会構造を読み解く。
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収録内容
1 | イントロダクション―分断と対立の根底にある問題群 |
2 | 第1章 慢性状態の急性増悪―原発事故被害者に対する構造的暴力の解明 |
3 | 第2章 突然の追放、突然の富、そして妬みと差別―福島県飯舘村長泥・強制避難者の苦難 |
4 | 第3章 閉ざされたドア―東京・高層マンションにおける避難者コミュニティの苦闘 |
5 | 第4章 日常の苦境、模索する希望―「強制避難」単身女性たちの暮らし |
6 | 第5章 福島から自主避難した母親たちのディレンマ―家族と社会を尊重しながら、どう放射能から子どもを守るか |
7 | 第6章 草の根からの「市民」と、国や東電が構築する「市民」―ゆらぐ「市民性」に対峙する市民放射能測定所 |
8 | 第7章 住宅支援打ち切りへの抗議―自主避難者による抗議運動の成否を分けた六つの要因 |
9 | 第8章 自主避難者が帰るとき―放射線防護対策と社会的適切性の狭間で |
10 | 第9章 「大熊町の私」から「私の中の大熊町」へ―ふるさとの構造的な喪失と希望の物語の生成 |
11 | 第10章 分断と対立を乗り越えるために―当時小学生だった若者たちとの対話から |
12 | エピローグ―苦難と希望の人類学 |
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