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商品説明
物価の高騰、賃金の低迷が続く日本経済。未曾有の物価高にもかかわらず、賃金が「ほぼ横ばい」という異常事態。日本の平均賃金は韓国にも追い抜かされ、同時に歴史的な円安も進行している。かつてIMF(国際通貨基金)に勤め、現在は東京都立大学教授の著者は、「日本経済停滞の要因は、日本特有の構造、いうなれば“未熟な資本主義”にある」と喝破し、そのためには物価と賃金、さらにはそれらの土台となる「企業経営=労働・雇用のメカニズム」を知る必要があると説く。各種国際統計・データから、日本の経済構造の歪みを徹底分析し、日本再生の処方箋を示す1冊。
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収録内容
1 | 第1章 物価―「30年ぶりの物価高」が意味するもの(世界中で広がるインフレ、止まらない円安 |
2 | インフレとは何か? ほか) |
3 | 第2章 賃金―「世界で一人負け」日本の低賃金(「物価が安くて幸せ」は真実か? |
4 | こんなに給料が上がらない国は日本だけ ほか) |
5 | 第3章 企業経営と労働―「人やモノにお金をかけない国」日本(改革の鍵は「日本型雇用」にあり |
6 | 日本の労働生産性はOECD38か国中、23位 ほか) |
7 | 第4章 「未熟な資本主義」を脱却する方法(未曾有の経済停滞―「一人負けニッポン」をどう変えるか |
8 | 「一億総貧国」を脱する処方箋は「付加価値」にあり ほか) |