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商品説明
地図作りに全力を傾ける男たちがいた。深山に分け入り、森を渉猟し、1か月を超える野営を繰り返しながら、土地を測り続ける。戦時には大陸へと渡り、仲間を失いながらも測量を行った。明治維新前夜から、国土地理院の前身である参謀本部陸地測量部の時代まで、彼らによって近代日本の基盤が築き上げられてきた。元地理院技官の著者が、その足跡を丹念にたどる。知られざる日本の地図製作と、名もなき技術者たちの奮闘の記録。
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収録内容
1 | 第1部 維新前夜から維新直後の地図作り(明治維新前夜の測量地図技術 |
2 | 陸軍省最初の測量技術者・福田治軒 |
3 | 沼津兵学校から巣立つ測量地図技術者 |
4 | 傑出したテクノクラート小野友五郎 ほか) |
5 | 第2部 陸地測量部の地図作り(「美しさ」から「正確さ」へ―犠牲となった「かきたてるもの」 |
6 | 未踏の高山を目指した明治期測量隊 |
7 | 測量登山黎明期―登山家ウェストンのころ |
8 | 劒岳登頂は柴崎芳太郎に何を与えたか ほか) |