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商品説明
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。戦争は一向に終わる気配を見せない。いま、また西側とロシアの間に、カーテンがおろされようとしている。ロシアの人たちは何を思っているのだろう。著者は、無類のビートルズファンである画家のスラバと結婚し、2018年からイルクーツクに暮らす。西側の情報が入らないソ連下で、ロック少年として暮らしたスラバは、ペレストロイカをくぐり抜け、激変する社会を生き抜いてきた。彼の波瀾に満ちた人生と、自らの人生を重ねながら、別の価値観で動く社会のなか、人々はどのように暮らしているのか、アートや音楽や文学は、彼らをどのように支えているのか。イルクーツクの人々の本音や生き方に寄り添う、海外事情エッセイ集。
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収録内容
1 | 1 スラバの部屋(シベリア、イルクーツク、Z通り一番地 |
2 | ビートルズで結ばれたきずな |
3 | 愉快でマイペースな仲間たち) |
4 | 2 ソ連に生まれ、ロシアに生きる(サバイバルの時代 |
5 | ペレストロイカ・ノスタルジー |
6 | 夢見がちな野心家たち) |
7 | 3 二一世紀のビートルズ(自分らしい表現を求めて |
8 | 遠ざかるソ連ロック・ビート |
9 | 過去との出会い |
10 | 戦争の暗雲) |