本/雑誌
我々はどこから来て、今どこにいるのか? 下 / 原タイトル:OU EN SOMMES-NOUS?
エマニュエル・トッド/著 堀茂樹/訳
2420円
ポイント | 1% (24p) |
---|---|
発売日 | 2022年10月下旬発売 |
出荷目安 | メーカー在庫あり:1-3日
※出荷目安について |
- 追跡可能メール便 送料無料
著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
下巻では、「民主制」が元来、「野蛮」で「排外的」なものであることが明らかにされ、「家族」から主要国の現状とありうる未来が分析される。「核家族」―高学歴エリートの「左派」が「体制順応派」となり、先進国の社会は分断されているが、英国のEU離脱、米国のトランプ政権誕生のように、「民主主義」の失地回復は、学歴社会から取り残された「右派」において生じている。「共同体家族」―西側諸国は自らの利害から中国経済を過大評価し、ロシア経済を過小評価しているが、人類学的に見れば、少子高齢化が急速に進む中国の未来は暗く、ロシアの未来は明るい。「直系家族」―「経済」を優先して「人口」を犠牲にしている日本とドイツ。東欧から人口を吸収し、国力増強を図るドイツに対し、少子化を放置して移民も拒む日本は、国力の維持を諦め、世界から引きこもろうとしている。
関連記事
収録内容
1 | 第11章 民主制はつねに原始的である |
2 | 第12章 高等教育に侵食される民主制 |
3 | 第13章 「黒人/白人」の危機 |
4 | 第14章 意志と表象としてのドナルド・トランプ |
5 | 第15章 場所の記憶 |
6 | 第16章 直系家族型社会―ドイツと日本 |
7 | 第17章 ヨーロッパの変貌 |
8 | 第18章 共同体家族型社会―ロシアと中国 |
9 | 追伸―リベラル・デモクラシーの将来 |