本/雑誌

漱石、シェイクスピアに挑む “物凄い”文学の手際 (幻冬舎ルネッサンス新書)

佐々木英昭/著

990円
ポイント 1% (9p)
発売日 2022年10月下旬発売
出荷目安 メーカー在庫あり:1-3日 ※出荷目安について

仕様

商品番号NEOBK-2795231
JAN/ISBN 9784344942165
メディア 本/雑誌
販売幻冬舎メディア

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

夏目漱石は、世界に先駆けた文学理論書『文学論』でシェイクスピア作品を最も多く引用しているばかりでなく、東京帝国大学での講義録やメモ・蔵書書き込みなどでもその「面白さ」を盛んに称讃・解析している。かつそこには、作家漱石がこの文豪の手法を自作に生かそうとした形跡も探知される。そもそも文学が「面白い」とはいかなる「事実」に由来するのか?―本書では、漱石の「批評的鑑賞」の姿勢を継承し、“シェイクスピアに向き合う漱石”の全貌を明らかにしたその先に、『こころ』など主要作品の深層を浮上させる。

関連記事

    収録内容

    1 ぎょっとするオセロ・マジック
    2 沙翁の筆端神あるを知れり―『リチャード三世』『ジュリアス・シーザー』
    3 俺たちはみんな悪党だ―『ハムレット』と仮対法
    4 矛盾の多い男と女―漱石の仮対法
    5 悪魔は暗示する―『「オセロ」評釈』を読む
    6 苦痛に釘付けのリアル―『オセロー』『行人』『マクベス』
    7 〓徊趣味・推移趣味と“〓理論”―『草枕』の実験と『オセロー』
    8 金剛石の様な女―『虞美人草』と『アントニーとクレオパトラ』
    9 無意識な偽善家―『三四郎』と平塚らいてう
    10 因縁和合の層々塁々―ズーダーマンの女、禅する女
    11 「F+f」の悲劇的リズム―『こころ(下)』の解剖
    12 『こころ』のイアゴーは誰か―御嬢さんの幸福

    カスタマーレビュー

    レビューはありません。 レビューを書いてみませんか?

    閉じる

    メール登録で関連商品の先行予約や最新情報が受信できます

    close

    最近チェックした商品