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商品説明
そうか、こう読めばキルケゴールが見えてくる。『死にいたる病』をなめるように読む。祈りと涙、苦悶とほくそ笑みが手に取るようだ。文の歩みから、絶望と反抗、転落と解放の息づかいを如実に掘り起こす、中島=キルケゴールの思考のドキュメント。
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収録内容
1 | はじめに キルケゴールを読むということ |
2 | 序章 死と原罪―「緒言」を読む(ラザロは死にたり |
3 | この病は死にいたらず |
4 | 「人間的」と「キリスト教的」 ほか) |
5 | 第1章 絶望の諸相と死―第1篇 死にいたる病とは絶望のことである(人間は精神である |
6 | 精神は自己である |
7 | 消極的統一と積極的統一 ほか) |
8 | 第2章 絶望の秘密―B この病(絶望)の普遍性(「不安」という概念 |
9 | 絶望していないこと |
10 | 絶望は「精神の規定」である ほか) |
11 | 第3章 意識と絶望1―C この病(絶望)の諸形態(無限性の絶望と有限性の絶望 |
12 | 自己が自己自身になる |
13 | 可能性と必然性 ほか) |