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商品説明
ジェイクスピア悲劇の最高峰にして、400年以上にわたり世界中で上演されてきた『ハムレット』。父を殺された青年ハムレットは、なぜ復讐を先延ばしにするのか。「理性」と「感情」に引き裂かれる近代人の苦悩を描き出し、神ならぬ人間が正義の実現を目指す物語を、シェイクスピア研究の第一人者が明快に解説する。生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。
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収録内容
1 | 第1章 「理性」と「熱情」のはざまで(ハムレットは優柔不断? |
2 | 『ハムレット』は失敗作か? ほか) |
3 | 第2章 「生きるべきか、死ぬべきか」(三人の若者たち |
4 | ハムレットのジレンマ ほか) |
5 | 第3章 「弱き者、汝の名は女」(ガートルードは“悪女”か? |
6 | 奔放な女性たち ほか) |
7 | 第4章 悩みを乗り越えて悟りへ(ハムレットは二度変貌する |
8 | ヘラクレスという理想 ほか) |
9 | ブックス特別章 ハムレットの哲学(理性を働かせたゆえの逡巡 |
10 | 父の亡霊か、悪魔の化身か ほか) |