著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
それは記録的な惨敗から始まった。2000年夏の公式戦、埼玉県立杉戸農業高校野球部は、市立浦和高校と対戦し、0‐44のコールドゲームで敗れた。このほとんど素人の寄せ集めチームが、短期間のうちに劇的に変わる。相手チームをして「試合には勝っていたが、野球のメンタル面では完全に圧倒されていた」と言わしめた。観客も、審判さえも感動させてしまう奇跡のようなチーム、そして、それを指導した男が、この本の主人公である。男の名は栗原正博。元甲子園球児であり高校教師。野球選手だけでなくプロのバスケットボール選手も育て、書道家・正峰としての実績もある。その原点である「杉農野球」を栗原はどのようにつくりあげたのか、その教育実践を当時の部員たちの証言を通じてつぶさに追う。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 育師栗原が走る |
2 | 第2章 芽吹いていく青年育師 |
3 | 第3章 栗原が杉農野球部にやってきた |
4 | 第4章 それは惨敗から始まった |
5 | 第5章 羽ばたく杉農野球 |
6 | 第6章 「純さん」現象に見た杉農野球の奇跡 |
7 | 第7章 純さんと杉農の“居場所” |
8 | 第8章 杉農野球部が残したもの |