本/雑誌
不確かさの軌跡 先天性心疾患とともに生きる人々の生活史と社会生活
鈴木智之/著 宮下阿子/著 中脇美紀/著
2530円
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発売日 | 2022年11月発売 |
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商品説明
人はそれぞれの心臓を生きている。そして、自分の心臓が支えてくれるだけの活動しかできない。自分の心臓の働きと、“社会”が求めるパフォーマンスのあいだでどう折り合いをつけるのか。それをはかりながら生きている。他者の心臓は、自分のそれとはまた少し違う仕様でできている。多様な身体が出会う“社会”のなかで、私たちは、他者の心音に耳を傾けることができているだろうか。
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収録内容
1 | 序章 この心臓とともに生まれて |
2 | 第1章 同調と調整、秘匿と開示―見えない病い・障害とともに“社会”を生きる |
3 | 第2章 生活史の継続―標準化されたライフコースとの近接的な隔たりを生きる |
4 | 第3章 同調の場における身体―学校を生きる |
5 | 第4章 働き続けるということ―職場を生きる |
6 | 第5章 転機としての体調の変化―「混乱」や「滞留」を超えて、自分の身体を生きる |
7 | 第6章 生活史上の出来事としての再手術―先端医療技術とともに生きる |
8 | 第7章 思い描いていた未来とは別のかたちで―二重の不確かさを生きる |
9 | 第8章 「普通感覚」―差異を受けとめながら、自分らしく生きる |
10 | 第9章 「生」への信頼はどのように生まれるのか―命の危機を超えて生きる |
11 | 結語 この心臓を生きる |
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