本/雑誌
「訓読」論 OD版
中村春作/編 市來津由彦/編 田尻祐一郎/編 前田勉/編
5280円
ポイント | 1% (52p) |
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発売日 | 2022年11月発売 |
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商品説明
「訓読」はなぜ、私たちにとって「課題」であり続けるのか―「訓読」という異文化理解の方法を再考し、日本伝統文化の形成、日本人の「知」の問題として位置づける。また、「訓読」という手法を、東アジア世界の文化交渉から見つめ直し、漢字・漢字文化圏の成立、その内部での個々の文化形成のあり方を論じる。
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収録内容
1 | 第1部 異文化理解の「課題」としての訓読(「訓読」の思想史―“文化の翻訳”の課題として |
2 | 近代における「漢文直読」論の由緒と行方―重野・青木・倉石をめぐる思想状況 |
3 | ピジン・クレオール語としての「訓読」 ほか) |
4 | 第2部 訓読と日本語・日本文化の形成(日本における訓点資料の展開―主として音読の視点から |
5 | 近世における漢文訓読法の変遷と一斎点 |
6 | 漢文訓読体と敬語 ほか) |
7 | 第3部 訓読論の地平(“訓読”問題と古文辞学―荻生徂徠をめぐって |
8 | 表現文法の代用品としての漢文訓読 |
9 | 日本漢文の訓読とその将来 ほか) |