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商品説明
スイスの博物学者、ギリシア語学者であるコンラート・ゲスナー(1516‐1565)の代表作『万有書誌』の書誌学的な問題点を明らかにした画期的研究書。同書がヨーロッパの書誌学の嚆矢となり、それを契機に書誌学が誕生したことを実証・解明。各章の豊富な注、図版、巻末の詳細な索引により初学者が西洋書誌学を理解するためにも役立つ。
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収録内容
1 | 活版印刷術と書誌学 |
2 | コンラート・ゲスナーの生涯 |
3 | コンラート・ゲスナー『万有書誌』の研究史 |
4 | ゲスナー『万有書誌』の体系 |
5 | 『万有書誌1』の印刷ヴァリアントについて |
6 | 『万有書誌1』に収録された著者とその情報源 |
7 | 『万有書誌1』の情報源の一例―『アンゲルスの良心問題大全』について |
8 | 『万有書誌1』の書誌記述要素の起源と成立について |
9 | 『万有書誌1』に収録された印刷本について |
10 | 『万有書誌1』に収録された印刷本の版の確定 |
11 | 『万有書誌1』に収録されたアルド版について |
12 | 『万有書誌2』および『万有書誌3』の分類体系 |
13 | 『万有書誌』と宗教改革 |
14 | 図書館史の史料としての『万有書誌』 |
15 | 書誌学の誕生 |