著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
2018年3月、滋賀・守山市野洲川の河川敷で、両手、両足、頭部を切断された体幹部だけの遺体が発見された。遺体は激しく腐敗しており、人間のものか動物のものかさえ判別が難しかったが、その後の捜査で、近所に住む58歳の女性のものと判明する。女性は20年以上前に夫と別居し、31歳の娘と二人暮らしで、進学校出身の娘は医学部合格を目指して9年間もの浪人生活を経験していた。警察は6月、死体遺棄容疑で娘を逮捕する。いったい二人の間に何があったのか―。
司法記者出身のライターが、獄中の娘と交わした膨大な量の往復書簡をもとにつづる、渾身のノンフィクション。
司法記者出身のライターが、獄中の娘と交わした膨大な量の往復書簡をもとにつづる、渾身のノンフィクション。
関連記事
収録内容
1 | 序章 面会の日 |
2 | 第1章 懲役一五年 |
3 | 第2章 モンスターを倒した |
4 | 第3章 母と娘 |
5 | 第4章 詰問、罵倒、蒸し返し |
6 | 第5章 医学部目指して |
7 | 第6章 「娘は合格しました」 |
8 | 第7章 九年の浪人生活 |
9 | 第8章 助産師になりなさい |
10 | 第9章 黄色いコップ |
11 | 第10章 家族だから |
12 | 終章 二度目の囚人 |