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商品説明
靖国神社、歴史教科書、慰安婦、領土、そして「犠牲者」個人への補償。戦後七五年を超えてなお残る歴史問題。なぜ「過去」をめぐる認識は衝突し、アジア太平洋戦争の「清算」は終わらないのか。本書では、帝国の解体から東京裁判、靖国論争が始まる一九八〇年代、慰安婦や領土をめぐり周辺諸国との軋轢が増す二〇一〇年代以降の歴史問題の全容を丹念に描出。名著『国家と歴史』を改題のうえ全面改稿し、歴史和解の道筋を示す。
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収録内容
1 | 「長い戦後」の始まり |
2 | 東京裁判と戦争責任 |
3 | 戦争賠償と経済協力 |
4 | 帝国の解体と「過去の清算」 |
5 | 靖国神社という難題 |
6 | 戦争犠牲者とは誰か |
7 | 中曽根政権と歴史問題 |
8 | 教科書と歴史認識 |
9 | 不戦決議と村山談話 |
10 | 慰安婦問題の浮上 |
11 | 小泉政権と靖国問題 |
12 | 安倍政権と歴史問題 |
13 | 「歴史和解」を求めて |
14 | おわりに―「敗者」の言い分 |