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商品説明
二〇世紀への転換期、国際情勢は列強間に戦争が勃発する予感をはらんでいた。大英帝国とロシア帝国の対立、ロシアの南下政策など、日本の社会はかつてない国家的緊張に包まれた。明治終焉期に高まる文化ナショナリズムがもたらした、日本文化の変容を総合的に俯瞰する。政治・軍事・社会の相互連関を解く、日露戦争前後の総合文化史。
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収録内容
| 1 | 序章 二〇世紀日本の進路を決めた戦さ |
| 2 | 第1章 日露関係、前史 |
| 3 | 第2章 文化ナショナリズム、その複合的展開 |
| 4 | 第3章 日本の生命主義、その出発 |
| 5 | 第4章 日露戦争へ |
| 6 | 第5章 日露開戦から韓国併合まで |
| 7 | 第6章 明治の終焉と大正デモクラシー |
| 8 | 第7章 修養と情緒耽美 |
| 9 | 第8章 日本の人文学―その出発 |
| 10 | 第9章 西田幾多郎『善の研究』のことなど |
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