本/雑誌
『啓蒙の弁証法』を読む
上野成利/編 高幣秀知/編 細見和之/編
2750円
ポイント | 1% (27p) |
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発売日 | 2023年01月下旬発売 |
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商品説明
啓蒙の極限たる最高の知的段階に達したかに見える文明が、なぜナチスという野蛮に転化したのか―。ホルクハイマーとアドルノの主著『啓蒙の弁証法』における複雑に入り組んだ「理性の自己批判」の理路を余すところなく読み解き、前史から後史に至るドイツ思想、フランス現代思想、アメリカ批判理論との関係をも踏えて、この難解な書物の全体像を解明する。
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収録内容
1 | 第1部 テクストを読む(啓蒙の概念―理性の自己省察を求めて |
2 | オデュッセウス論―主体性の原史と神話 |
3 | ジュリエット論―自己保存原理と道徳 |
4 | 文化産業―文化と産業との相克 |
5 | 反ユダヤ主義の諸要素―同一化としての反ユダヤ主義、その原史 |
6 | 手記と草案―新たな弁証法的人間学へ) |
7 | 第2部 コンテクストを読む(『啓蒙の弁証法』の思想史的位置と意味―その前史から後史へ |
8 | 来たるべき啓蒙への問い―フランス現代思想と『啓蒙の弁証法』 |
9 | 『啓蒙の弁証法』から新自由主義批判へ―アメリカ批判理論の展開) |
10 | 特別奇稿 ヴェーバーからアドルノへ―アメリカ体験をめぐって |
11 | 訳者として今思うこと―アドルノの語り口のむずかしさと魅力をめぐって |