著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
貴族の世界史から「高貴なるものの責務」を問い直す。不当な特権と財産を有し、豪奢で享楽的な生活を送る怠け者たち―このような負のイメージは貴族の一面を切り取ったものに過ぎない。古代ギリシャから現代イギリスまで、古今東西の貴族の歴史を丁寧に辿り、いかに貴族階級が形成され、彼らがどのような社会的役割を担い、なぜ多くの国で衰退していったのかを解き明かす。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 「貴族」の形成―「徳」を備えた貴族たち(古代ギリシャの貴族たち |
2 | 古代ローマの貴族たち |
3 | 古代中国の貴族たち) |
4 | 第2章 ヨーロッパにおける貴族の興亡―中世から近代まで(中世貴族の確立 |
5 | ヨーロッパ貴族の責務―戦士貴族、領主貴族、官僚貴族 |
6 | ヨーロッパ貴族の特権 |
7 | 「徳」による統治の系譜―貴族の理想像とは |
8 | 貴族が築いた文化の数々 |
9 | 貴族たちのたそがれ―革命のはてに) |
10 | 第3章 イギリス貴族の源流と伝統―現代に生き残った貴族たち(地主貴族階級の形成 |
11 | 議会政貴族の柔軟な姿勢 |
12 | イギリス貴族のたそがれ―大衆民主政治の時代へ |
13 | イギリス貴族院の現代的意義) |
14 | 第4章 日本の「貴族」たち(華族の誕生 |
15 | 貴族院の光と影 |
16 | 現代日本に必要な「貴族」とは?) |