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商品説明
金井美恵子、村上春樹、田辺聖子、松浦理英子、多和田葉子の作品を、クィア批評や批評理論を縦横に組み合わせて読み解く。読者のアイデンティティをも揺さぶる「現代小説を読むことの可能性」を、小説とクィア批評の往還からあざやかに描き出す。
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収録内容
1 | 第1章 金井美恵子「兎」―クィアとしての語り |
2 | 第2章 村上春樹『ノルウェイの森』―語り/騙りの力 |
3 | 第3章 村上春樹「レキシントンの幽霊」―可能性としてのエイズ文学 |
4 | 第4章 村上春樹「七番目の男」―トラウマを語る男 |
5 | 第5章 田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」―ケアの倫理と読むことの倫理 |
6 | 第6章 松浦理英子『犬身』―クィア、もしくは偽物の犬 |
7 | 第7章 多和田葉子「献灯使」―未来主義の彼方へ |