著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
ヴィクトリア女王、エリザベス2世、そしてチャールズ3世まで、イギリスの歴代君主に仕えた君主秘書官たち。多くは君主の青年時代からの側近であった彼らは、国内外の様々な問題を君主に報告し、時に助言も行い、有事に際しては公正中立な立場から君主と政権をつなぐ重要な架け橋でもあった。本書では、彼らが登場した歴史的経緯を踏まえつつ、手紙や日記などの史料を交えて秘書官と君主との物語を描く。貴族政治から大衆民主政治への転換、二度の大戦、王室のスキャンダル...。激動の時代を経てなぜ今も君主制が存続するか。その謎に迫るユニークなイギリス近現代政治史。
関連記事
収録内容
1 | 序章 秘書官の登場 |
2 | 第1章 女王秘書官職の確立と定着 |
3 | 第2章 二大政党のはざまで |
4 | 第3章 大衆政治に立脚する君主制 |
5 | 第4章 立憲君主制の光と影 |
6 | 第5章 エリザベス二世の半世紀と秘書官たち |
7 | 終章 秘書官と二一世紀の君主制 |