著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
資本という得体の知れない他者が、全地球を、人間の心をも包み込み、圧迫し、窒息させていく。労働力にとどまらず、われわれの感情までも「商品化」される現代社会を、「包摂」という概念をもとに読み解く。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 思想家マルクスの誕生(ヘーゲル左派の一員として |
2 | 人間が生産物に支配される―フォイエルバッハ「疎外」論の影響 |
3 | 「人間の本質とは、社会的諸関係の総体である」―フォイエルバッハ批判 ほか) |
4 | 第2章 『資本論』の世界(なぜ、「商品」なのか? |
5 | 資本主義社会の条件 |
6 | 「労働力の商品化」の過程―「本源的蓄積」の意味 ほか) |
7 | 第3章 「包摂」の概念、「包摂」の現在(資本主義が地球全体を呑み込む |
8 | 形式的包摂から実質的包摂へ―機械の一部としての労働者 |
9 | フォーディズムの時代―二〇世紀以降の実質的包摂 ほか) |
close