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商品説明
なぜ、「お墓」を建てるのか?「家」なき時代において、墓を建て、それを継承することの背景には、何があるのだろうか?社会的アクターとしての地方自治体・石材店・仏教寺院に注目し、それらが参与することによって、墓を建て、継承するという営みの意味が変容する過程を、社会学の観点から明らかにする。
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収録内容
1 | 序章 なぜ墓の継承の断絶は憂慮されているのか? |
2 | 第1章 「家」なき現代社会と先祖祭祀 |
3 | 第2章 近現代日本における墓地行政の展開 |
4 | 第3章 都市計画としての墓地開発の構想と現実 |
5 | 第4章 戦後日本における墓の「商品化」と墓の建立の大衆化 |
6 | 第5章 失われた二〇年と継承を前提としない葬送・墓制の「商品化」 |
7 | 第6章 永代供養墓の建立をめぐる“祭祀の永続性”とその歴史的連続性 |
8 | 第7章 セーフティネットとしての骨仏と安心感 |
9 | 第8章 戦後日本における先祖祭祀の変容と“祭祀の永続性”の帰結 |