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商品説明
日本の「水子供養」は海を越えて台湾へ?医療の発展に伴い、夭逝した胎児という新たな「死者」が生まれ、その霊を慰める儀礼も生じた。これまで、台湾の「水子供養」は日本から伝来したものと言われてきたが、それは本当だろうか?比較研究で「メイド・イン・ジャパンの水子供養」を再考するとともに、現代社会における胎児観の変化を紐解く。
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収録内容
1 | 「水子供養」の国際比較研究の試み |
2 | 第1部 通時的概観(日本における水子供養―その発生、流行と変容 |
3 | 前近代中国における胎児のいのち |
4 | 嬰霊慰霊が生じる前―台湾人の人生儀礼といのちの区切り |
5 | 戦後台湾社会における嬰霊慰霊の発生と変容) |
6 | 第2部 儀礼の現場(日本における水子供養の諸相―起業家的宗教家、檀那寺での展開 |
7 | Made in Japan?嬰霊慰霊の「日本伝来説」再考 |
8 | 台湾における嬰霊慰霊の諸相―「廟」での儀礼を中心に) |
9 | 水子供養と嬰霊慰霊の比較研究 |