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商品説明
ローカルな取り組みから、ライシテの普遍主義を問う。フランス共和主義と政教分離の原則「ライシテ」とイスラームをめぐる現況を概観しつつ、国境の街ストラスブールにおける大モスクとムスリム公共墓地の建設、行政主導の「宗教間対話」等の具体的な事例を分析。政府による介入の緊張を孕みながらも、「ヨーロッパにおけるイスラーム」がどのように誕生し、いかにその場所に息づいているのか。混淆の現場から、新たなヨーロッパの息吹を活写する。
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収録内容
1 | はじめに ライシテVSイスラームの二項対立を超えて |
2 | 第1部 理論的枠組みと背景(問い直されるライシテの普遍主義 |
3 | ヨーロッパのムスリムをめぐる地理的想像力 |
4 | フランスにおけるムスリムの現状 |
5 | コンコルダ体制とストラスブールのムスリム) |
6 | 第2部 事例研究と考察(ストラスブールの大モスクの建設 |
7 | ストラスブールのムスリム公共墓地の建設 |
8 | 宗教間対話の取り組み |
9 | 「辺境の街」からの示唆) |
10 | 結び ストラスブールの実践が問いかけるもの |