本/雑誌

動物という隣人

鬼頭葉子/著

5995円
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発売日 2023年02月下旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2837491
JAN/ISBN 9784400407607
メディア 本/雑誌
販売新教出版社
ページ数 11

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

動物の権利は関係的権利であり、脆弱性が権利の源泉となる。脆弱性とは有限性と依存性であり、依存性ゆえにすべての生は連帯し、関係的存在となりうる。脆弱性はときに苦しみをもたらすが、その苦しみに対する共感が共同体における合意形成を促し、動物への配慮を権利化する。そして宗教は、動物を含むすべての生に対する脱人間中心主義的な視点を提供し、アガペーとケノーシスに基づく倫理的配慮の可能性をも示唆する。

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    収録内容

    1 第1章 動物倫理の思想史(哲学における動物の位置づけ
    2 シンガー、レーガンの動物倫理とそれに対する批判
    3 フェミニズムおよび徳倫理学に基づく動物倫理
    4 キリスト教神学に基づく動物倫理)
    5 第2章 現代の哲学、倫理学における共感という感情(共感概念の思想史
    6 シェーラーの共感概念と宗教哲学
    7 ヌスバウムの同情概念
    8 スロートの共感概念と社会正義
    9 動物倫理に資する共感概念)
    10 第3章 日本における動物倫理の思想的可能性(日本文化における動物の地位
    11 動物供養と動物倫理
    12 西谷啓治の宗教哲学と動物倫理)
    13 第4章 肉食と動物倫理―キリスト教神学からのアプローチ(食に関する神学と動物神学
    14 キリスト教神学における憐れみと美徳
    15 食べることと美徳)
    16 第5章 多様な動物の包摂―新たな動物倫理モデルの検討(動物権利論とケアに基づく動物倫理の課題
    17 権利概念の再考
    18 関係概念の再考
    19 権利・共感・宗教モデルと動物への倫理的配慮の拡張)

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