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商品説明
本書は開発法学の方法論に立脚し、法制度の整備が政治権力の影響を受けつつも、経済発展と相俟って、政治をコントロールし法の支配を実現しようとするプロセスについて、伝統的に政治が法に対して優位性を持ってきた社会主義国における法改革、すなわちベトナム民法典の制定・変容のプロセスに焦点を当てながら、政治に対する法の意義の変容を考察する。社会主義国として市場経済システムを導入し法改革を進めてきたベトナム。その法制度は「法の支配」を醸成させているといえるのか。
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収録内容
| 1 | 第1章 序論―開発プロセスにおける政治・経済と法(開発における法の役割 |
| 2 | ベトナム民法典研究の意義 ほか) |
| 3 | 第2章 ドイモイの展開と1995年民法典の成立(問題の所在 |
| 4 | ベトナムにおける制度改革の特徴―ドイモイの展開とその形成過程 ほか) |
| 5 | 第3章 ドイモイの進展と2005年民法典の制定(問題の所在 |
| 6 | 1990年代後半におけるベトナムの政治・経済の動向 ほか) |
| 7 | 第4章 世帯に対する規律の変化と2015年民法典の制定(問題の所在 |
| 8 | 2015年民法典の制定 ほか) |
| 9 | 第5章 結語―ベトナム民法典の発展と法の支配(the rule of law)の醸成(ドイモイによる市場経済取引の承認と1995年民法典の制定 |
| 10 | 社会主義志向の市場経済の承認と2005年民法典の制定 ほか) |
