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理性と実存 五つの講義 / 原タイトル:Vernunft und Existenz 原著第3版の翻訳 (リベルタス学術叢書)
カール・ヤスパース/著 越部良一/訳
4620円
ポイント | 1% (46p) |
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発売日 | 2023/03/28 発売 |
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商品説明
キルケゴールとニーチェに対峙し、カント以来の伝統である「理性」を新たに引き受け、あらゆる思考の束縛を突破する「包越者」を説く、ヤスパース哲学の代表作。本書は、キルケゴールとニーチェの生きる根本姿勢を抉り出すことによって、その対立を表面的なものとする。また、カント以来の伝統である「理性」を、「実存」という見かけ上正反対のものと連関させる。その「理性」は、あらゆる有限な対象的思考を超越して「包越者」を開明し、すべての人との交わりを求めてゆくという、西洋哲学史上、新たな局面を開くものである。
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収録内容
1 | 第1講 現在の哲学的状況の由来(キルケゴールとニーチェの歴史的な意義)(歴史的回顧―現在の状況 |
2 | キルケゴールとニーチェ ほか) |
3 | 第2講 包越者(哲学的論理学の意味について。―包越者への問い。包越者の二つの様態。―哲学することのこの根本問題についての、歴史的な回顧。 |
4 | 我々であるものとしての包越者 現存在、意識一般、精神 ほか) |
5 | 第3講 伝達され得ることとしての真理(包越者の広さから交わりによる結び付きへ。―人間と動物の比較。―交わりにおける真理。 |
6 | 我々である包越者における伝達 ほか) |
7 | 第4講 理性的な思考の優位と諸限界(思考の優位についての問い |
8 | 理性的な非論理 ほか) |
9 | 第5講 現在の哲学することの諸可能性(キルケゴールとニーチェによってもたらされた情勢。―課題 例外に直面して例外としてでなく哲学すること。 |
10 | 理性と哲学的論理学 ほか) |