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なぜ私たちは存在するのか ウイルスがつなぐ生物の世界 (PHP新書)

宮沢孝幸/著

1100円
ポイント 1% (11p)
発売日 2023年03月下旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2845096
JAN/ISBN 9784569854182
メディア 本/雑誌
販売PHP研究所
ページ数 228

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

ウイルス学者は、ウイルスを作り出すことができる。ウイルスのDNAをプラスミドというDNAに入れて、増殖させるのである。あくまで物質であるDNA(デオキシリボ核酸)を、「生命の場」である細胞に入れるとウイルスとなる。まるで生物と物質の境界を行き来するような試みである。さらにウイルスは、ある動物のDNAを別種の動物に運ぶことがある。一方、人間の腸内には約1000種もの細菌が住んでおり、人体のことを「超個体」と呼ぶ人もいる。このような例を考えると、生物は全体で「生命の場」を作り上げ、私たちは関係性の中で生きているといえるのではないか。生物という存在の不思議に迫る意欲作。

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    収録内容

    1 第1章 ウイルスを作る―ウイルスは物質なのか生物なのか?
    2 第2章 病原性ウイルスの研究
    3 第3章 ウイルスを排除することはできるか?―天然痘を撲滅できた数多くの幸運
    4 第4章 細胞間情報伝達粒子がウイルスになった?―エクソソームがウイルスの起源なのか
    5 第5章 レトロウイルスの起源と本来の役割
    6 第6章 遺伝子の平行移動(ラテラル・ジーン・トランスファー)
    7 第7章 現代のコアラはタイムマシーンか―種の壁を越えていくウイルスの現場
    8 第8章 なぜ小さな恐竜も絶滅したのか?
    9 第9章 場と生命、そして宇宙

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