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商品説明
那覇の市場で、広島や大阪の紡績工場で、大阪のメッキ工場で、さらにはダバオの麻農園で、故郷を離れ懸命に生きる沖縄・シマの人々の歩み、故郷への想い、そして結ばれた共同のかたち。その声に耳を傾けようと各地に赴いた研究者の問いかけに、生きてきた沖縄近現代史の世界が開かれる。
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収録内容
1 | 一九九〇年、真夏のシクシキ |
2 | 序章 生まれや一国、育ちや七国 |
3 | 1章 紡績工場にできた同郷のたまり場―戦前期、シマ出身女工の体験 |
4 | 2章 移動の人生と共同性―戦中期フィリピン移民のライフヒストリー |
5 | 3章 同郷と同志の重なる場―メッキ工場群と関西地区備瀬同志会 |
6 | 4章 ならいとずらしの連環―那覇・新天地市場の形成と展開 |
7 | 5章 語りあいのなかの“故郷”―同郷会に集う老年期の女性たち |
8 | 終章 共同のかたちを編みなおす |