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商品説明
荒廃した時代に、いかなる知恵で対峙するか?希望を失い、歴史の「終わり」を渇望する黙示思想に抗い、「終末は無い」と主張するコヘレト。「時」「飲み食い」「ヘベル」などをモチーフに、皮肉や逆説を駆使して説くその「救済」とは?厭世的な書という誤解を解き、コヘレト書の真実に光を投ずる。
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収録内容
1 | 第1部 総論―コヘレト書と黙示思想(黙示思想とコヘレト書―序論的考察 |
2 | 黙示の起源は預言か知恵か―黙示とは何か |
3 | 黙示、預言、知恵―決定論をめぐって |
4 | 「黙示」概念の根源をめぐる考察―旧約と新約をつなぐもの) |
5 | 第2部 各論―コヘレト書をめぐる諸考察(コヘレトの思想的戦略―コヘ3:1‐17をめぐる考察 |
6 | 最悪のシナリオを想定して―コヘ11:1‐6をめぐる考察 |
7 | コヘレト書における「謎解き」―コヘ7:23‐29の解釈をめぐって |
8 | コヘレト書の反黙示思想―二つの詩文(コヘ1:3‐11/12:2b‐7)をめぐって |
9 | コヘレト書の構成と統一性をめぐって ほか) |
10 | 付録 書評 |