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商品説明
派遣労働者や社会的孤立など困窮にまつわるあらゆる問題が、新型コロナ禍でより顕著になっている。衣食住さえままならない家庭がたくさん生み出され、全国で子ども食堂等ができている。衣食住を国家が保障できないとすれば、生存権という基本的な人権を国家が保障できないということであり、それはもはや国家の体をなしていないと言わざるをない状況である。30年以上、横浜の寄せ場・寿町に関わり、最貧地域で生活困窮者の相談に乗り、当事者と共に生き続ける著者が、日本社会を実態に基づき読み解き、ともに生きるための社会を考える。
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収録内容
1 | まえがき 幸福であることを夢見られる社会か? |
2 | 第1章 総貧困時代がやってくる |
3 | 第2章 孤立と貧困の連鎖 |
4 | 第3章 野宿生活者を生み出す背景 |
5 | 第4章 排除とバッシングの中で |
6 | 第5章 伴走型支援(パーソナルサポート)、よりそい支援とは |
7 | 第6章 新型コロナ禍で何が起きているのか |
8 | あとがきにかえて 生存権を保障できない国家で |