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商品説明
ここ30年間に不登校といじめの報告件数は、小学生で5.2倍と46倍、中学生で2.5倍と6倍に。特別支援教育対象は、15年間に小中学生ともに3倍近い。少子化にかかわらずだ。本書は深刻な混迷の中にある日本社会と教育の歴史を辿る。なぜここまで行き詰まったのか―。貧困、日教組、財界主導、校内暴力、政治介入、いじめ、学級崩壊、発達障害の激増など、各時代の問題を描きつつ、現在と未来の教育を考える手掛かりとする。
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収録内容
1 | 敗戦後、学校はどう改革されたか |
2 | 混乱の子どもたち―学校と人権 |
3 | 教育の五五年体制―文部省対日教組 |
4 | 財界の要求を反映する学校教育 |
5 | 高度経済成長下、悲鳴を上げる子どもたち |
6 | 一九七〇年前後の抵抗運動―教育の可能性 |
7 | ウンコまで管理する時代 |
8 | 政治主導の教育―新自由主義改革への道 |
9 | 教師たちの苦悩―新自由主義改革の本格化 |
10 | 改革は子どもたちに何をもたらしたか |
11 | 特別支援教育の理念と現実 |
12 | 学校再生の分かれ道 |