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商品説明
生活における快適さ(comfort)は時代によってどのように変遷してきたか。マルサスが唱えた愉楽の標準(standard of comfort)を軸に、J.ステュアート以降、J.S.ミル、マーシャル、ヴェブレン、ロバートソンなど9人の経済学者たちの思索を辿る。
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収録内容
1 | 序章 「愉楽の標準」と経済学者たち―思索的水源としてのT.R.マルサス |
2 | 第1章 奢侈的な豊かさは幸福を意味するか―J.ステュアートの嗜好の標準と生存の標準 |
3 | 第2章 商業社会における幸福の世俗化―W.ペイリーと幸福の平等配分論 |
4 | 第3章 「悪習」と「困窮」に対する「動機づけ」の政策思想―D.スチュアートにおける「愉楽の標準」に焦点を当てて |
5 | 第4章 生活標準論の真相―T.R.マルサスにおける「貧窮の標準」と「愉楽の標準」との相違 |
6 | 第5章 多様な私有財産制の可能性と政府の役割―J.S.ミルの『経済学原理』における幸福と適度な「快適の標準」 |
7 | 第6章 進歩の源泉を求めて―A.マーシャルの生活標準への途 |
8 | 第7章 ゆたかさと不平等分配―T.B.ヴェブレンにおける「品位の標準」が意味するもの |
9 | 第8章 余剰と余暇―J.A.ホブスンにおける分配の人間的原理 |
10 | 第9章 経済の進歩、変動、格差―D.H.ロバートソンにおける「安楽の標準」と「生活の標準」 |