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商品説明
ボルネオ島の森で、狩猟採集中心の暮らしを営む人々、プナン。彼らは借りたものを壊しても謝らず、礼も言わない。感謝や反省の概念がないのだ。所有感覚も希薄で、食料は皆で分け合い、子どもも実子養子の区別なく育てられる。長年フィールドワークを続ける著者は、資本主義にとらわれないプナンとの生活の中で、人間の生の可能性を思考していく―。常識をひっくり返す、刺激に満ちた一冊。
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収録内容
1 | 生きるために食べる |
2 | 朝の屁祭り |
3 | 反省しないで生きる |
4 | 熱帯の贈与論 |
5 | 森のロレックス |
6 | ふたつの勃起考 |
7 | 慾を捨てよ、とプナンは言った |
8 | 死者を悼むいくつかのやり方 |
9 | 子育てはみなで |
10 | 学校に行かない子どもたち |
11 | アナキズム以前のアナキズム |
12 | ないことの火急なる不穏 |
13 | 倫理以前、最古の明敏 |
14 | アホ犬の末裔、ペットの野望 |
15 | 走りまわるヤマアラシ、人間どもの現実 |
16 | リーフモンキー鳥と、リーフモンキーと、人間と |
17 | おわりに―熱帯のニーチェたち |