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商品説明
いかにして人形は人間となり、人間は人形となるのか?19世紀から20世紀のイギリス小説に登場する人形を分析することで、人間と非人間、生物と非生物の境界や関係を吟味し、人間を人間として扱うことの意味を問う。
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収録内容
1 | 序章 人形はどこへ行った |
2 | 第1章 人形を愛する―シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』人形ではなく人間として愛し愛されるまで |
3 | 第2章 人形を埋める―チャールズ・ディケンズ『荒涼館』鏡/鑑としての人形 |
4 | 第3章 人形を罰する―ジョージ・エリオット『フロス河の水車場』少女がふるう暴力 |
5 | 第4章 人形に話す―フランシス・ホジソン・バーネット『小公女』人形エミリーの退場と女王セーラの入場 |
6 | 第5章 人形で遊ぶ―H.G.ウェルズ『トーノ・バンゲイ』ドールハウスを出て大海へ |
7 | 第6章 人形を燃やす―D・H・ロレンス『息子と恋人』ポール/パウロと“犠牲”の終わり |
8 | 終章 人形はどこへも行かない |
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