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商品説明
コロンブスが15世紀に持ち帰った中南米原産のトウモロコシや、その後に伝わったジャガイモは、ヨーロッパの人口増加に大きく貢献した。他方、アメリカ大陸へ持ち込まれた疫病は、先住民の急激な人口減少を引き起こす。世界の食卓を豊かにした作物の伝播は、のちに「コロンブスの交換」と呼ばれるが、先住民にとっては略奪や侵略に他ならなかった。南米アンデスをフィールドに農学と人類学を研究する著者が描く、もう一つの世界史。
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収録内容
1 | 第1部 ヨーロッパに与えたもの(トウモロコシ―コロンブスが持ち帰った穀類 |
2 | トウガラシ―世界各地の食文化をになう |
3 | ジャガイモ―ヨーロッパの飢えを救う ) |
4 | 第2部 先住民にもたらされた災厄(サトウキビ―砂糖の生産と奴隷 |
5 | 馬と牛―生活を破壊したヨーロッパの家畜 |
6 | 天然痘―先住民の凄惨な悲劇) |
7 | 終章 コロンブスの功罪 |