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本/雑誌

モルブス・アウストリアクス オーストリア文学をめぐる16章

前田佳一/編

7480円
ポイント 1% (74p)
発売日 2023年05月中旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2858268
JAN/ISBN 9784588495212
メディア 本/雑誌
販売法政大学出版
ページ数 2

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

消滅したかつての帝国をも含む神話への深い執着と愛憎は「オーストリア病(モルブス・アウストリアクス)」と表現される。「ニーベルンゲンの歌」から、ホーフマンスタール、ムージル、ツヴァイク、バッハマン、ベルンハルトまで、この「病い」が駆動させるアクチュアリティを問う。

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    収録内容

    1 序章 モルブス・アウストリアクスあるいはオーストリア文学の過去と未来の間
    2 第1部(「ドイツ」国民叙事詩?―オーストリア文学史叙述における『ニーベルンゲンの歌』
    3 「全的人間」による共同体の創造―ホーフマンスタール『国民の精神的空間としての書物』とディルタイの精神科学
    4 「この時代」の文化批判―ムージルの「カカーニエン」とアウストロ・ファシズム
    5 「この小さな国―偶然にも私の故国」―シュテファン・ツヴァイク『昨日の世界』における「故郷」としてのオーストリア
    6 『聖霊降臨節の牧歌』から『聖霊降臨節の旅』へ―K・H・ヴァッガールにおける第二次世界大戦中/戦後の「故郷」理念の変化
    7 ナチスの桂冠詩人か、言語芸術の革新者か―ヨーゼフ・ヴァインヘーバーの戦後オーストリア文学における立ち位置)
    8 第2部(アイヒンガー、アイゼンライヒ、ドーデラー―不信の詩学あるいは「オーストリア的なるもの」の象徴化と神話化
    9 インゲボルク・バッハマンと戦後ウィーン
    10 「オーストリア的なるもの」の緩慢なる自殺あるいは損傷した物語―ゲアハルト・フリッチュの長編『石の上の苔』と『ファッシング』について
    11 「けっしてひとりではない」場所―ミロ・ドールにおける故郷と自伝的語り
    12 腐食する現在、拓かれる過去―イルゼ・アイヒンガーの詩における「錆」の主題
    13 トーマス・ベルンハルト『地上でそして地獄で』における反復される「私」―詩「顔たちの日」と「九篇の聖歌」を例として
    14 革命とフラグメント―初期ベルンハルトの中編小説
    15 ローベルト・ヴァルザー『散歩』とトーマス・ベルンハルト『行く』―二つの歩行する散文の分岐点
    16 自伝が生まれる時―メタフィクションとしてのトーマス・ベルンハルト『推敲』について)

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