本/雑誌
モノと権威の東アジア交流史 鑑真から清盛まで
シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア/著
5280円
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発売日 | 2023年05月下旬発売 |
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商品説明
古代東アジアにおいて、対外交易はごく限られた機会のものであったが、それだけに一層、各国の政治や文化の形成に大きなインパクトを与えてきた。特に日本においては、中国や朝鮮半島から伝わる最新の情報やモノは、権威の象徴としても重要な位置を占めるものであった。「モノ」「ヒト」「情報」など諸種の要素を仔細に検討することで、政治・経済・文化にわたる重層的な「対外交易」の実態と歴史的意義を照射。物質文化史・対外関係史・農業史・比較史など多角的な視点を駆使し、従来の歴史理解へ新たな観点を提示してきた著者による、長編の書き下ろしを含む最新論集。
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収録内容
1 | 第1章 九世紀日本の情報輸入体制 |
2 | 第2章 帰国後の遣唐使の待遇について |
3 | 第3章 唐・宋における日本蓬莱観と水銀輸入について |
4 | 第4章 水銀と虎の皮―日渤関係における特産品 |
5 | 第5章 鑑真と香薬 |
6 | 第6章 遣唐使と大安寺 |
7 | 第7章 平安時代と唐物 |
8 | 第8章 平清盛と唐船 |
9 | 第9章 平氏政権の貿易体制 |
10 | 補論1 地中海文明と古代ペルシャ、そして日本の唐物 |
11 | 補論2 仏教東流とキリスト教の西流―東シナ海と地中海の比較 |