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文学とテクノロジー 疎外されたヴィジョン 新装復刊 / 原タイトル:LITERATURE AND TECHNOLOGY
ワイリー・サイファー/著 野島秀勝/訳
6380円
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発売日 | 2023年05月下旬発売 |
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商品説明
実験室は十九世紀が生んだもう一つの人工楽園だった。芸術に「科学の正確さ」を求めた自然主義者はもちろん、純粋な美を目指した象徴主義者やデカダン派に至るまで、十九世紀の芸術家たちは「美のテクノロジー」に憑かれていた。マラルメはすべてを計算して詩から偶然を排除せんとし、フローベールは考古学的考証に耽り、ゾラは芸術家は現象をうつす写真家でなければならないと説いた。産業社会に反逆、あるいは逃避したはずの作家たちが、実は彼らの忌避したテクノロジー思考に支配されていたことをあばき、近代における「方法の制覇」「視覚の専制」、そこから生じる距離と疎外の問題を論じて、文化史の革命的書き換えを成し遂げた名著。待望の復刊。
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収録内容
1 | 1 方法の征覇 |
2 | 2 ロマン主義者と唯美主義者 |
3 | 3 ミメシス―視覚的なるもの |
4 | 4 疎外された世界 |
5 | 5 参加 |
6 | 6 接近 |