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商品説明
芥川賞受賞後、全十章で構想した大長編『石の聲』は、三十七歳での急逝により中絶した。しかしスケールの大きさ、文学的成熟は遺された原稿(一~三章)からうかがい知れる。在日朝鮮人として生きる決意をする二十歳の手記、作家としての葛藤が滲む編集者への手紙、実妹による回想記、作家の追悼文を併録。没後三十余年を経てさらに輝く稀有な文学を、新世代へ贈る。
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収録内容
1 | 石の聲 |
2 | わたしは朝鮮人 |
3 | 編集者への手紙 |
4 | 追悼 李良枝(弔辞(金石範) |
5 | 李良枝の思ひ出(高井有一) |
6 | 激しく美しく―追悼・李良枝(岩橋邦枝) |
7 | 李良枝さんの最期(小山鉄郎)) |
8 | 著者に代わって読者へ(李栄) |