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石川啄木と労働者 「工場法」とストライキをめぐり

碓田のぼる/著

1870円
ポイント 1% (18p)
発売日 2023年05月下旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2860724
JAN/ISBN 9784780722406
メディア 本/雑誌
販売本の泉社
ページ数 181

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

新しき明日の来るを信ずといふ自分の言葉に嘘はなけれど―『悲しき玩具』に収めた著名なこの歌の第三行末の「―」は、啄木の明らかな逡巡を示していた。啄木研究者や、短歌解説者の多くは、前行の思想を否定し、「―」の部分に絶望を見出した。しかし、啄木の「―」はそうではなかった。啄木は、死の三月前、一月三日の日記に「国民が、団結すれば勝つといふ事、多数は力なりといふ事」と記し、それを解いてみせた。「―」は、「連帯」探求の旗印だったのである。

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    収録内容

    1 第1部 石川啄木と「工場法」(小樽から釧路へ―社会主義への無関心の呪縛をといて
    2 砲兵工廠の煙の認識と発展
    3 「百回通信」にみる「工場法案」と議会(その1)
    4 「泣いてやりしかな」考1
    5 「赤旗事件」と啄木の反応 ほか)
    6 第2部 石川啄木とストライキ(啄木における第一のストライキ
    7 時代を負った言葉
    8 「ひそかに淋し」考
    9 啄木における第二のストライキ
    10 二つのストライキをめぐって ほか)

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