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商品説明
「光栄に思いなさい。このわたしが結婚してあげるわ」驍国の皇帝・九垓に求婚したのは、芳国の皇女・氾璃珠。しかし九垓は冷たく応えた。「誰が娶るか。俺が愛するのは百花の魔女ただひとり」この返事に璃珠は愕然とする。九垓が「魔女」のことをそんなふうに思っていたなんて知らなかった。そもそも前世では彼は息子のような存在だったし、なによりこの状況ではとても言えない。自分がその「百花の魔女」―かつて芳国最強と謳われ、のちにいわれのない罪で斬首された女帝・氾華陀本人だということは。すれ違う「魔女」と「愛し子」の想いの結末は...?