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商品説明
戦争と平和は表裏一体である。したがって、戦争の研究には軍事的観点以外からのアプローチもまた必要である。本書では平和学の立場から、中東・イスラーム世界における紛争・戦争の背景と経緯、その特徴を客観的に考察する。争いが起こるのはイスラームの原理ゆえなのか、別の要因があるのか。「必要悪」としての戦争と平和の関係性、その揺らぎを描く。
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収録内容
1 | 第1章 イスラーム世界の人びとは何と戦っているのか(中東・イスラーム世界の戦争と紛争 |
2 | 紛争の火種と長期化 |
3 | 人道支援の現在と未来 |
4 | 中東諸国の人道支援と難民受け入れの実態―トルコの例) |
5 | 第2章 中東の核問題―アラブ諸国とイラン(通常兵器か核兵器か―オルターナティブなアプローチとしてのソフトパワー、戦略能力 |
6 | 中東・イスラーム世界の地政学―一九七九年イラン革命後から二〇〇一年九・一一事件まで |
7 | イランの核開発問題 |
8 | 核合意の意義と限界 |
9 | トランプ政権誕生後のアメリカ・イラン関係とイランの核開発の進展 |
10 | 今後のイランの核問題) |
11 | 第3章 イスラームとジェンダー平等―平和な社会への希求(女性兵士とイスラーム |
12 | イスラームとヘジャブ(男女分離) |
13 | イスラーム法と女性の権利 |
14 | シャリーアによる支配か、慣習法か) |
15 | 第4章 中東の民主化、経済発展とグローバル経済(中東の多様性とGCC諸国の特殊性 |
16 | 石油・ガス依存経済からの脱却は可能か |
17 | GCC以外のアラブ諸国―民主化と経済発展は両立するか |
18 | 中国経済に傾斜する中東の大国) |
19 | 第5章 新しい戦争の時代を生きる(武力行使とは何か―二〇世紀から二一世紀への変化 |
20 | ハイブリッド戦争時代に生きる |
21 | ロシアのウクライナへの軍事侵攻とその影響) |