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商品説明
二〇一六年に没した、タイ前国王プーミポン・アドゥンヤデート(一九二七‐二〇一六、在位一九四六‐二〇一六)。タイ王国では君主制が政治・経済・社会に大きな影響力を持ち、特に前国王の「お言葉」は絶対であった。そうした強大な権威は、一体誰が、どのように創出し、人々に定着していったのか。本書は、彼が国民からの敬愛を集め、絶大な政治的権威を獲得する過程を、行幸の奉迎セレモニーと映画という観点から包括的に分析する。
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収録内容
1 | 「プーミポン国王」とは何だったのか |
2 | 第1部 「国王神話」の黎明(プーミポン国王が背負った「使命」 |
3 | 行幸開始前夜) |
4 | 第2部 「国王神話」の揺籃(プーミポン国王が行く |
5 | 膨らむ国王の存在感 |
6 | 分身化する映画、奉迎の「完成」) |
7 | 第3部 「国王神話」の佳境(生身の国王が行く |
8 | 御簾の奥へ |
9 | タイにおける映画の歴史) |
10 | 神話「プーミポン国王」の誕生 |
11 | 結びに |