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福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇

辻野弥生/著

2200円
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発売日 2023年07月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2872436
JAN/ISBN 9784909542557
メディア 本/雑誌
販売八木書店
ページ数 269

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

四国から千葉へやってきた行商人達が朝鮮人と疑いをかけられ、正義を掲げる自警団によって幼児、妊婦を含む9名が殺害された。映画『福田村事件』(森達也監修)が依拠した史科書籍。長きに渡るタブー事件を掘り起こした名著。【森達也監督の特別寄稿付き】

「辻野さん、ぜひ調べてください。......地元の人間には書けないから」その時から、歴史好きの平凡な主婦の挑戦が始まった。

「アンタ、何を言い出すんだ!」と怒鳴られつつ取材と調査を進め、2013年に旧著『福田村事件』を地方出版社から上梓したものの、版元の廃業で本は絶版に。しかし数年後、ひとりの編集者が「復刊しませんか?」と声をかけてきた。さらに数年後、とある監督が「映画にしたいのです」と申し入れてきた──。福田村・田中村事件についてのまとまった唯一の書籍が関東大震災100年の今年2023年、増補改訂版として満を持して刊行!

【福田村・田中村事件】
関東大震災が発生した1923年(大正12年)9月1日以後、各地で「不逞鮮人」狩りが横行するなか、9月6日、四国の香川県からやって来て千葉県の福田村に投宿していた15名の売薬行商人の一行が朝鮮人との疑いをかけられ、地元の福田村・田中村の自警団によって、ある者は鳶口で頭を割られ、ある者は手を縛られたまま利根川に放り投げられた。虐殺された者9名のうちには、6歳・4歳・2歳の幼児と妊婦も含まれていた。

犯行に及んだ者たちは法廷で自分たちの正義を滔々と語り、なかには出所後に自治体の長になった者まで出て事件は地元のタブーと化した。そしてさらに行商人一行が香川の被差別部落出身者たちだったことが事件の真相解明をさらに難しくした。

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