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商品説明
米中新冷戦(民主主義と専制主義の戦い)への突入は、もう不可避で、不可逆的な事態に陥っている。この冷戦がもたらす「デカップリング」は国内企業の戦略策定上、まったく新しい経営課題を突き付ける。日本の半導体には千載一遇のチャンスが訪れる。客員研究員として米国の心臓部、ハーバード大学国際問題研究所で2020年まで現地の政策エリートと議論を重ね、共同研究に取り組んだ著者が、日本企業向けにこれからのグローバル戦略のあり方を説く。
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収録内容
1 | 第1章 米中アラスカ交渉決裂 新冷戦の幕開け―経営目線でもっと注意を払うべき事態に |
2 | 第2章 2023年は米中デカップリング元年に―まず、軍事面の安全保障体制が築かれる |
3 | 第3章 「米英加+EU+日豪印」による経済包囲網―ココム規制のような貿易管理体制へ |
4 | 第4章 冷戦時代の企業経営のあり方―米国の直轄部署と措置を押さえる |
5 | 第5章 技術デカップリングで日本の半導体再興へ―「CHIPS法」成立と命運分ける最前線 |
6 | 第6章 米国の対中ゴールを見据えた対応がカギ―中国の「日本化」を狙っている |
7 | 第7章 米国の宣戦布告にしたたかに備える中国―既に国防動員法を改正、総力戦も視野に |
8 | 第8章 冷戦によって影響を被る業界―領土・人権・貿易問題がビジネス全域に広がる |
9 | 第9章 中国による個人情報収集の実態―ティックトック放置は国家安全保障上の脅威に |
10 | 第10章 中国が目指す監視社会―国民の管理と心理操作に個人情報を活用 |
11 | 第11章 根本的に相容れない価値観とイデオロギー―米中対立は不可避であり、不可逆的に進む |
12 | 第12章 グローバルサウスの盟主を狙うインド―中国の一帯一路による債務問題に切り込む |
13 | 第13章 ABCD包囲網を彷彿する「新冷戦の戦国マップ」―米・中双方のブロックが角突きあう |
14 | 第14章 日本が目指すべきポジショニング―再びチャンスが到来する地政学的蓋然性 |
15 | 第15章 第3次世界大戦の扉が開く5つの条件―歴史に学び、教訓を活かす |