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商品説明
カントが開拓した近代の形式原理とは何か。この主流に抗して十九世紀ドイツの自然法論(法哲学)が提起した、新たな「諸善の秩序」としての万有の交互的な生の諸関係=「人類的生」の構想に光を当てる。
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収録内容
1 | 第1部 近代原理の成立とドイツ国家学(ドイツ国家学と経済学―カール・ハインリヒ・ラウの「官房学の再編成」を中心に |
2 | 質料倫理問題としての生活課題―「カント後」問題とヘーゲル |
3 | 近代原理の形式性とドイツ国家学の実質性) |
4 | 第2部 ドイツ国家学におけるモールとアーレンス(十九世紀ドイツの自然法論と「社会」の発見 |
5 | アーレンスのカント批判と生の目的論 |
6 | アーレンスにおける生の条件と人格権 |
7 | サン-シモン主義をめぐるハイネ、アーレンス、モール) |
8 | 第3部 クラウゼの調和の法哲学とゲマインデ体制(カール・クリスティアン・フリードリヒ・クラウゼ―その法哲学の諸前提 |
9 | カール・クリスティアン・フリードリヒ・クラウゼの人類論における交互的生の社会構成論 |
10 | カール・クリスティアン・フリードリヒ・クラウゼの調和の法哲学と社会改革) |
11 | 第4部 ゲマインデ自治の制度化への挑戦(自治体社会政策と給付行政―十九世紀末ドイツの問題史的展望 |
12 | 社会民主主義と自治体政策―フーゴ・リンデマンのゲマインデ行政改革論) |