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商品説明
一六世紀なかば、日中関係は緊迫していた。荒ぶる倭寇と密貿易に苦しむ明朝皇帝の命を奉じて、無位無冠の侠士・鄭舜功は広州を出航し、日本へ向かう。その見聞記『日本一鑑』で鄭舜功は、庶民の生活習慣から、大量に輸出される日本刀の精神性、切腹の作法、男女の人口比まで、公平な目で日本人を観察している。そして、詳細な航路の記録は、当時の混乱する政治と軍事状況を反映し、「海の戦国時代」を描き出す。
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収録内容
1 | はじめに―忘れられた訪日ルポには何が書かれているのか |
2 | 序章 中世の日本を俯瞰する |
3 | 第1章 荒ぶる渡海者 |
4 | 第2章 明の侠士、海を渡る |
5 | 第3章 凶暴なるも秩序あり |
6 | 第4章 海商と海賊たちの航路 |
7 | 終章 海に終わる戦国時代 |
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